相次ぐ上層部のセクハラ…アイドル業界に潜む“危険な大人”
同志社女子大学教授(メディア論)の影山貴彦氏はこう言う。
「タレントは圧倒的に立場が弱い。ましてやアイドルのように年若いとすればなおさらです。それだけに、弱みにつけ込んでセクハラ行為に及ぶのは言語道断。この業界は一般社会と乖離している傾向が強く、声を上げられて初めて自分がハラスメントしていることに気づく“化石”も少なからずいる。特に演者出身、表舞台が好きなプロデューサーはそういう傾向が強いようです。最近はタレント事務所から独立しても仕事ができるようになり、幸いにも被害者が告発できる状況にもなりつつあります。このまま問題が尻すぼみにならないよう、外部の人間も継続して注目することが改善に効果的なことかもしれません」
圧倒的弱者であるアイドルを食い物にするやからには厳罰を下すべきだろう。