著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

どこでも吸えず…喫と茶が揃ってはじめて喫茶店なんです!

公開日: 更新日:

 先日のことですが秋葉原駅から歩いて8分の小料理屋での落語会の前のこと。私は仕事の際、時間があるときはいつも早めに最寄り駅まで行きそこで喫茶店を探してたばこを一服しながらネタやまくらを考えるのがルーティンなんです。特にこの日は落語の仕事は久しぶりだったためネタのおさらいは必須でした。

 ところがその落語会は今年1月以来の出演だったんですが、いつも行っていた会場そばの喫茶店がいつのまにやら(実際には4月から)加熱式たばこのみOKで煙の出る紙巻きたばこはNGに。仕方なく駅前まで戻り喫茶店を探すも「cafe」と看板にあれど全席禁煙の店ばかり。ならば我ら喫煙者の味方「喫茶ルノアール」をスマホで検索し足を運べば喫煙所での加熱式たばこのみOKという様式。思わず「ルノアールおまえもか!」と心の中で叫びました。

 私にとっての喫茶店は、たばこを吸うためにコーヒーを頼む場所。「喫」と「茶」が揃ってはじめて喫茶店なんです。「茶」を「飲む」だけならそこは「飲茶(ヤムチャ)」。いっそのことたばこを吸わせてくれるならシューマイでも注文します。とにかくたばこを吸いながらネタをさらいたい私は20分浪費したのちPRONTOに落ち着くことができました。たばこは喫煙所が別でしたけどね。4月からの受動喫煙防止措置で肩身が狭くなった実感は日に日に感じてましたが、これほどとは思いませんでした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  2. 2

    人事局付に異動して2週間…中居正広問題の“キーマン”フジテレビ元編成幹部A氏は今どこで何を?

  3. 3

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  4. 4

    中居正広氏&フジテレビ問題で残された疑問…文春記事に登場する「別の男性タレント」は誰なのか?

  5. 5

    TV復帰がなくなった松本人志 “出演休止中”番組の運命は…終了しそうなのは3つか?

  1. 6

    "日枝案件"木村拓哉主演「教場 劇場版」どうなる? 演者もロケ地も難航中でも"鶴の一声"でGo!

  2. 7

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  3. 8

    別居から4年…宮沢りえが離婚発表「新たな気持ちで前進」

  4. 9

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  5. 10

    フジテレビを襲う「女子アナ大流出」の危機…年収減やイメージ悪化でせっせとフリー転身画策

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…