著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

毛嫌いされてる「共産党」についてちょっと考えてみました

公開日: 更新日:

 いつもは政治色薄めなテイストでお送りしてるこのコラムですが、今日はバリバリ政治の話、しかも「共産党」についてです。というのも今週月曜の日刊ゲンダイで「首班指名に小池晃を」という記事を読みながら共産党についてちょっと考えてみました。

 言ってることは至極まっとう。議員もキレ者揃い。支持者もインテリ層が多い。なのに社会主義、共産主義に対する嫌悪感からなんとなく毛嫌いされてる感じでしょうか。今の安倍政権の方が権力の使い方を見てると、よっぽど昔のソ連みたいですけどね。立憲民主党みたいに消費税減税に二の足を踏んだり、国民民主党みたいに小池(百合子)の口車に乗せられるおっちょこちょいでもない腰の据わった感じ。枝野や前原みたいな権力欲にいまだ取りつかれた薄っぺらさもない共産党は、今一番国民側に立ってる政党だと思うんですよね。

 ただねぇ、いかんせんやぼったいんですよね。例えば学校のクラス委員で正論は言ってるけど何か賛成できない、賛成した方がカッコ悪く見えちゃうマイナー感といいますか。自民党お抱えタレントやコメンテーターが跋扈(ばっこ)してる芸能界に対抗して、有名人が自然と共産党のことを応援してる流れをつくるのは大事ですよね。今までなら絶対タブーでしょうが、ここは自民の電通に対抗して博報堂に協力してもらい、タレントも元SMAPの新しい地図や、のんこと能年玲奈ら反権力のにおいがするタレントを起用。反権力といえば半沢直樹ですから堺雅人なんかも説得力があっていいですね。あとは党名ですよね。反自民なのにそれでも共産党にはちょっとという感覚の有権者は確実にいますから、そのアレルギーを除くために党名も変えましょう。

 何がいいかいろいろ考えましたけど分かりやすいのがいいのでその名も「野党」。野に居る人々のための党で野党。万が一政権取ったらそのときは人々に与える党で「与党」に名前を変えますけどね。もう他の野党はいらないですね。ついに本格的2大政党時代の幕開けです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇