初代電波子の滝島梓さん 着物の師範の肩書でライブ配信中
滝島梓さん(48歳・初代 電波子)
1990年代半ばに一世を風靡したバラエティー「進め!電波少年」(日本テレビ系)。「アポなし」「ヒッチハイク」など突拍子もない企画が大ウケしたものだが、そのひとつがイメージガール「電波子」デビューだった。電波子は番組上28代までいるのだが、記憶にあるのは、なんといっても初代。今は滝島梓に芸名を変えているが、さて、今どうしているのか?
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「取材ですか? 毎日、ライブ配信と動画投稿アプリ『ミックスチャンネル』の配信をしてるので、日曜日ならいいですよ」
■「電波少年」デビューから28年
こんなやりとりの後、初代・電波子、現在は滝島梓さんと会ったのは都内の小洒落たカフェ。大輪のバラをあしらった涼しげな単衣の着物にドット柄の夏帯姿、口元を白いマスクで覆って現れた。
「お着物のコーディネートは季節感を大切にするのですが、ここ数年、残暑が厳しくて夏と秋の境界が後ろにズレてきてるでしょ? 今の時期はどれにするか微妙なんですよね」
さすが、「きものコンサルタント」師範・1級講師の肩書はダテじゃあない。
「資格は2012年に取りました。そもそも08年に『日本茶アドバイザー』の資格を取って日本茶に関するお仕事をしていたので、和装の資格も取ることに。お着物? 自宅マンションに桐だんすが1棹、実家には着物用ウオーキングクローゼットが1つ……。正確な数はわからないわ(笑い)」
ところで「ミックスチャンネル」って?
「女子高生を中心に10代に人気のアプリで、去年10月から運営会社に指名されて公認ライバー(配信者)になりました。主に手軽に作れるお料理や激辛チャレンジのほか、食をテーマに、月に数回、お着物を着て配信しています」
ITメディアによると、「ミックスチャンネル」の月間訪問ユーザー数は400万人、累計ダウンロード数は1300万だとか。
「動画配信はユーチューブが一般的ですが、ご存じのように超激戦ですから、私は場所を変えてみよう、と。主要視聴者は私のアイドル時代を知らない世代ですが、『ママが“電波少年”をよく見てたそうです』って反響があったり、時にはアイドル時代をご存じの方が偶然、配信を見つけて感動されたりします」
大きなお世話だが、配信で食べていける?
「今のところ、ぜーんぜん無理(笑い)。自己PRの場と新たなチャレンジです」
では生活費は?
「アイドル時代に実家暮らしでしたし、20代後半から30代前半にかけて写真集やVシネマ、イメージDVDに約10作、出演してて、それらの預貯金があるんです。それに私、一人っ子なので(笑い)」