柴咲コウ「35歳の少女」母親役 鈴木保奈美が開眼した作品
まずまずの滑り出しだろう。11日から始まった、女優の柴咲コウ(39)が主演を演じる日本テレビ系連続ドラマ「35歳の少女」。ビデオリサーチの調査によると、初回の世帯視聴率は11.1%(関東地区)となった。
柴咲の役は、10歳の時に不慮の事故に遭い、25年間病院で眠り続けて奇跡的に目を覚ますという主人公(望美)。難しい設定だが、やや上目遣いで怯えた表情をしながら相手の顔を眺めたり、突然、大声で泣き出したりする仕草は小さな子供とそっくりで、ネット上では<役作りの苦労がうかがえる><さすがだ>などと絶賛する声が続出。ドラマの今後の展開に期待大だが、柴咲以上に存在感を発揮したのが母親(多恵)を演じた鈴木保奈美(54)だった。
望美の記憶にある家族4人の幸せな生活ははすでに崩壊してバラバラ。そんな中で、25年ぶりに目覚めた我が子を歓迎しつつも、思い切り喜ぶことができない……。そんな複雑な感情を、淡々としたセリフ回しと表情で表現した鈴木。
白髪を振り乱し、リアル感を出していたのが印象的で、ネット上でも<柴咲コウに負けず劣らず良かった>と高評価だったが、鈴木の母親役が“開眼”したドラマと言われているのが2013年にフジテレビ系連続ドラマ「家族ゲーム」だ。