佐々木希に金子恵美…浮気された妻たちが夫を「許す」心理
コロナ禍でも続いた「ゲス不倫」報道。
浮気された側の“され妻”たちは三くだり半を突きつけることもなく夫を許し、ともに謝罪する、けなげな姿が相次いだ。
6月に“多目的トイレ不倫”が発覚した渡部建(48)は、今月3日の会見では、妻の佐々木希(32)が「何十年か後に振り返って、この騒動があってあなた良かったんじゃないのと言ってもらえるような人生にしていこう」と言ったと渡部が明かした。
9月にCAとの“ラブホ不倫”が報じられた、水泳選手の瀬戸大也(26)の妻、優佳さん(25)は、瀬戸の謝罪文の直下に謝罪文を掲載。騒動後を語る「FRaU」のインタビューで、今回の件は「神様が起こしたこと」ではないかとし、「あの頃の大也は……明らかに顔が違っていて、表情に険がありました」と夫を性善説で受け止めていた。
11月末、2度目の文春砲で“Go To トラベル不倫”が報じられた宮崎謙介(39)に対し、妻の金子恵美(42)は早々にテレビで謝罪し、発売したばかりの自著「許すチカラ」を宣伝する気丈な対応。
ダメージは大きいはずだが“され妻”たちはなぜ夫を許すのか。家族問題評論家の池内ひろ美氏は「夫側3人は良くも悪くも“人たらし”という共通項がある」としてこう続ける。
おカネと尊厳の天秤
「女性が浮気を許すとき、守るのは“お金”か“尊厳”のどちらか。彼女たちは3人ともご自身が有名人ですから、守るのはご本人(妻)の尊厳。自分が選んだ男性が“ダメ男”ではいけないし、ここで離婚すると浮気相手に“敗北宣言”したことになるからできません。妻に対する言い訳が上手なのも夫の“人たらし”な性格ゆえ。ともすれば相手の女性が加害者かのように妻が言いくるめられることも多々ありますが、妻的には満足で夫婦仲は円満。そんな“人気者の夫が戻ってくるのは私の元”というのが妻の存在意義でもあります。優佳さんはご自身のキャリアも夫に上乗せし、夫が五輪で成績を出せば自分の世間的評価も上がるからと下支えしている。ある意味、塩漬け状態の株をいつか大化けするはず、と持ち続ける感覚に近いかもしれません。たとえ浮気を繰り返されても、もっと先のゴールを目指しているので何度でも許すのでは。逆に、杏さんは、東出さんの違約金を負担することなく“お金”を守り、母親以外に本気で恋する父親を手放して“子供の尊厳”を守ったのです」
離婚しないのは、夫への愛というよりはお金と尊厳を天秤にかけてのようで。