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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

個性溢れるタレント文化人 成否のカギを握るのは視聴者だ

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 ネットの時代だったら、爆発的な人気を呼んだと思うが、当時でもテレビ出演効果で銀座4丁目交差点近くの会社は大繁盛。その子社長の顔を描いた大看板は名所となり写真を撮る人や待ち合わせに使う人も現れた。今でも「SONOKO」の名が受け継がれている。

 ジャンルは違うが鈴木さんとかぶるのが岡田晴恵・白鴎大学教授だ。鈴木氏が「美白の女王」なら岡田氏は「コロナの女王」と呼ばれている。昨年来、コロナ一色になった情報番組のなか、テレ朝系「モーニングショー」に連日出演し、注目される存在となった。

 感染症などの著書も多いが、一見、普通のおばちゃんに見える親しみやすさ。ファッション、化粧まで常にネットで騒がれていた。鈴木氏と違うのは、専門家の解説にもかかわらず「信頼性に欠ける」といった批判的な声がネットにあふれたことだ。

 言葉の誤用・誤読は慣れないテレビ出演の緊張感で割り引くとしても、素人が聞いても「?」と思う発言も多かった。代表的な例が医師でも研究者でもないのに治験中のアビガンを「早くに投与すべき。錠剤で飲みやすいから」と根拠も示さず強調。「感染者用に『さいたまスーパーアリーナ』を使うべき」とも訴えていたが、トイレ・照明・音などの諸問題をどうクリアするのかは触れられていなかった。

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