石原さとみ「恋ぷに」の楽しみ方 往年の月9と割り切るべし
火曜から金曜まで4作の恋愛系連ドラが並ぶ今期の地上波GP帯だが、世帯視聴率では苦戦。第1話で2ケタに乗せたのは石原さとみ(34)主演「恋はDeepに」(日本テレビ系=水曜夜10時)のみ。それも第2話以降は8%台だ(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)。
「“お仕事×キュン”を得意とするTBS系火曜夜10時枠の『着飾る恋には理由があって』も、初回の9%台から第3話では6%台に。この枠は中盤以降に盛り上げていくのが上手ですが、さすがに6%台になってしまうと2ケタは遠いかも」(テレビ誌記者)
“月9”の「イチケイのカラス」が好調なフジテレビも、「大豆田とわ子と三人の元夫」(カンテレ制作=火曜夜9時)、「レンアイ漫画家」(木曜夜10時)が大苦戦中だ。テレビコラムニストの亀井徳明氏は「恋愛ものはウケない? そんなことはないと思いますよ」と、こう続ける。
「ネットニュースはどうしても“世帯視聴率”の話題が中心で、それで作品の成否を印象づけてしまう傾向がありますが、面白いかどうかは視聴者が決めること。例えば世帯視聴率で苦戦中の『大豆田』は、僕の周囲では〈絶妙な会話劇〉とハマっている人が多いのですが、一方で〈センスの押し売りな感じが苦手〉という声も同じくらいあります。感じ方は人それぞれでいいでしょう」