芸能界で話題もちきり“五輪中止論” たけしがスルーの背景
緊急事態宣言の延長を受け、先週のワイドショーはコロナ一色。さらに7月23日の開会式まで2カ月余りに迫った東京五輪開催の是非についての話題であふれた。
芸能界からも「国民がちっとも望んでいないオリンピック・パラリンピックってあるんだろうか?」とラジオ番組で発言した和田アキ子(71)をはじめ、5日に札幌で行われた五輪テストマラソン大会を批判した、おぎやはぎ小木博明(49)や立川志らく(57)ら五輪強行開催にひた走る政府や自治体に疑問を呈する声が相次いだ。
しかし8日に放送された「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS系)では、この問題を“完全スルー”。かねて五輪開催に懐疑的な発言を続けてきたビートたけし(74)も、番組内でこの話題に触れることはなかった。番組では、緊急事態宣言の延長について取り上げ、たけしもワクチン接種についてコメントしたが、“五輪中止論”が巷間騒がれていることについては、「テレビを騒がせた! ニュースワードランキング」で<東京五輪 IOC全選手団にワクチン提供>が2位に入っていたことが映し出されただけで、ほとんど取り上げなかった。