著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<15>グラビア特集で一目惚れした麗子さんとは30年来の付き合いに

公開日: 更新日:

 それ以降、ドン・ファンは、数十億円の資産家であっても、飛行機や新幹線に乗る時には身体障害者手帳を出して割引を受けていた。無駄金を使わない主義なのだ。

「私が日本に来た頃は、まだほとんど中国人はいませんでした」

 麗子さんが来日のきっかけを話し始めた。

「中国人の外国旅行は制限されていて、夢のまた夢の時代だったんです。文化大革命をなんとか逃げ延びた私の両親は医者でした。教育に力を入れてくれて、勉強をしたいなら日本に行ってもいいよ、と協力してくれたんです。アメリカにいとこもいて、支援してくれました。そうでなかったら日本に来ることなんて絶対にできませんでした。日本人の奥ゆかしく謙虚な気持ちに触れて、すっかり日本が好きになり帰化したんです。麗子という名前も私が付けました。もちろん中国も好きですけれど、マナーの悪さには眉をひそめてしまいます」

 ドン・ファンとは男女の付き合いはなかったと言う。

「私の背は170センチ弱で高いですけれど、社長の好みはグラマラス。スレンダーな体形の私は、最初に会った時から口説きたくないタイプと認識したのだと思います。それでも何度も『結婚しましょうか』と言われました。彼にとってこれは挨拶のようなものだし、私もお金のために結婚するなんて頭の片隅にもなかったので、相手にしていませんでした」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動