おいでやす小田の変わらない“絶叫ツッコミ”と“メガネの奥で光る鋭い視線”
おいでやす小田君が一躍世間に知られる存在になったのは、なんといっても「M‐1グランプリ2020」の決勝大会に彗星のように現れたユニットコンビ「おいでやすこが」が予選を1位で通過し接戦の末に準優勝した活躍でしょう。
■「どういうこっちゃ!」
ご存じの方も多いでしょうが5年連続決勝に勝ち上がっていた「R-1グランプリ」の出場資格が突然「プロは芸歴10年以内」と変わった。今年も決勝に進出する気満々だった小田君としては、絶叫ツッコミで「どういうこっちゃ!」「なんやねんこれ!」と憤慨するほどのルール変更。おかげで、前年からユニットで「こがけん」とコンビを組んで出場していた「M‐1」は、唯一参加できる賞レースで、爪痕を残せる場になってしまいました。とはいえ、普通にボケとツッコミで作りあげた真似事の漫才では、ピン芸人同士のお互いの個性が消えてしまうと「漫才師さんのような形にならないよう、注意しながら作り、練習した」結果、全国に名前を知らしめることになりました。ホントに何が功を奏するかわからないものです。