NHK朝ドラ「おかえりモネ」苦戦はご都合主義の脚本に? 清原果耶の表情の乏しさも…
もうひとつは、やはりヒロインの表現力だろう。清原は2019年度前期の朝ドラ「なつぞら」で、主人公なつ(広瀬すず)の生き別れの妹、千遥役を演じて注目を集めた。顔をこわばらせ、憂いを帯びた表情が“17歳とは思えない演技派”と絶賛された。しかし、今回はそうした声をほとんど聞かない。
「清原さんの『なつぞら』でのあの演技は、長い物語の中の一瞬だから輝いたわけで、あれをずっと続けられたらドラマ全体が暗くなってしまいます。清原さんは『おかえりモネ』で頑張って笑顔をつくろうとしていますが、表情が硬くて、苦笑いなのか、照れ笑いなのか、はにかんでいるのか、理解に苦しむシーンが時々あります。それと、時々見せる、ポカンとした表情が気になります。表情が乏しく、バリエーションが少ない。今になって振り返ると、『なつぞら』の憂いを帯びた表情は本人の素に近いのかもしれませんね。今回の朝ドラで先輩俳優に揉まれながら、より成長することを期待したいですね」(佐々木博之氏)
女優としては、ここが踏ん張りどころ。再び“演技派”と呼ばれる日は清原に訪れるのだろうか。