「元気が出るテレビ‼」や「風雲!たけし城」の貴重な生書き企画が書籍に
それは、ある夜の夢の中での出来事でした……。
我が家の愛猫でマンチカン(足が短いことが特徴)なのに、足が長いことに負い目を感じている「しーたん」(3歳メス)が「こっちだニャア~こっちだニャア~」と尻尾振り振り俺をどこかに導くのだった。
う~ん……アレ、この光景はどこか懐かしい……あ! 俺の埼玉の実家の物置小屋じゃないのさ……ウム、ここを掘れって? 掘ってどーすんの? まさか、ここ掘れワンワンの昔話みたいに金銀小判がザックザック、ってわけねーか! えっ、とにかく掘れってーの? はい、はい、わかりましたよ! と掘り始めようとしたところで目が覚めたのだった……。
それから数日後のこと……たまたまお墓参りに埼玉へ行ったついでに実家に立ち寄った時に何げにここ掘れニャンニャンの夢が俺の脳裏を横切ったのだった。
物置小屋の前に立つ俺……。といっても、夢を信じてスコップ片手に……はさすがにすることもなく、積まれた段ボールの山を「何が入ってんだろう?」くらいの気持ちで箱の中身を見たら、そこにあったのは30年も前の「元気が出るテレビ!!」(日本テレビ系)や「風雲!たけし城」(TBS系)などなどテレビ全盛の頃、俺が放送作家をやっていた番組の生手書き企画書だったのです。