さあ、サイレント金メダルに輝く実況アナは誰だ!
「さあ、競泳200メートル個人メドレー決勝、今スタートしました。萩野公介選手は第2コースです……泳いでいます……水をかきました……ターンをしましたね………残りわずかです……萩野選手今先頭で入りました……以上東京オリンピック競泳200メートル個人メドレー決勝でした」
いよいよ東京2020オリ・パラがコロナの影響で1年遅れでやってきたー!! 出場するアスリートには何一つ罪はないのだから悔いのないような人生最高のパフォーマンスを見せて欲しいと心より思う!!
その一方で、政府的、国民的、マスメディア的には冒頭のアナウンサーの実況が大会中続くはずである……。
無観客の決定、パブリックビューも中止、オリ・パラは静かに応援して下さい!! と至るところでくぎを刺しているのだから、実況アナウンサーがお茶の間の興奮を誘って飛沫をまき散らすようなこと許さないでしょう!! とにかく視聴者のテンションを上げないように、例えば「金メダル」「勝利」「がんばれ!!」なんて言葉は一切ダメ! ましてや「感動したァ! バンザイ日本!!」なんてのはもってのほかで、そんなことを口走ろうものなら市中ひき回しの揚げ句、島流しで二度と日本に戻れないことになりかねないのだ。