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吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<59>新しい家政婦が決まって迎えに行くと…ドラえもんにそっくり!

公開日: 更新日:

 電話の向こうは東京・練馬区で暮らすA子さんだ。今は何やっているのか要領を得ない説明だったが、田辺でお手伝いをするのに支障はないとのことだった。ハキハキとした受け答えで、明日にでも行けるというので、翌朝の便で来てもらうことにした。

「これで大下さんが来なくても、もう大丈夫や」

 社長はご機嫌だった。ところがコレが大変なことになったのである。

 翌朝の9時に私とマコやん、そして社長が南紀白浜空港の1階フロアで彼女の到着を待っていた。

「野崎社長、お久しぶりです。わざわざのお迎えありがとうございました」

■ビア樽のような堂々たる体躯

 我々の前で、太ったオバさんがお辞儀をした。ビア樽のような堂々たる体躯で、背は低い。その瞬間、ドン・ファンの顔に失望の色がありありと浮かんだ。田辺の自宅に戻る前に、ドン・ファンがひいきにしている喫茶店でモーニングを食べることにした。

「仕事の内容は元畑さん(マコやん)から聞いて下さい」

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