国内の離婚件数が激減する中…芸能界では“クールな離婚”が目立った
篠原涼子と市村正親の離婚も突然だったという印象。結論としては、篠原がより女優として大きく活躍するためという方向を見せていて、市村が親権を持って子育てを担当し、篠原が都合のよい時に子どもに会うという格好。いわば市村が“親”のように送り出した感じがある。身軽な篠原が何も荷物を持っていない印象だ。
ポルノグラフィティの新藤晴一と離婚した長谷川京子は、正式離婚の前に自身がプロデュースするランジェリーブランドを設立し、自分がモデルにまでなって派手にスタートさせた。一説には、まだまだ恋愛もしたいと漏らしていると伝えられていて、前向きだ。
傾向として、十分に準備をした上で、主体的に自分の意思で離婚を求める“女性の側”の離婚が多かった気がする。人口動態調査を見ると、2020年の離婚件数は前年から7.3%減の19万3251組で、今年はさらに9月までの段階で3.6%減となっている。危機を共有するからか、コロナ禍で離婚が減っているのは不思議な気がするが、芸能界は大きなケンカの末に別れるというのではなく、次のステップの準備をした上で冷静に別れる。頭が良いという意味での「クール」な離婚劇が増えたと思う。