劣等感から生じた権力欲しかない者の末路には地獄しかない
プーチンは国家に奉仕したい思いと己の権力欲を満たすため、75年にはKGBに入り、強さを誇示できる権力の階段を上り出す。その頃、我らはピンク映画でも撮ろうかと画策したが、奴は権力への道を選んだ。選んだというより他に道はなかったんだ。我らが映画表現という自己解放の夢を追ったのも必然なら、奴が忠誠を誓ったソ連という国家が音を立てて崩壊するのを目の当たりにして、西側の自由に恐れおののきながらもまた権力機構にすがりついて、虐殺もいとわない独裁者と化していったのも必然だろう。
劣等感から生じた権力欲しかない者の末路には地獄しかないのだ。今、奴は自ら招いた己の不幸を恨んでいることだろう。身にこびりついた権力に呪われる時がきているのだ。虐殺された者たちに祟られ続けるがいい。反権力を生きる同時代者から言いたい。
ファックユー!