ライセンスの“宿題”の出来栄えに「絶対残って行ける!」と確信
藤原君と井本君、吉本男前ランキングの上位の常連だったライセンスも今年でコンビ結成26年を迎えました。
2人はNSC出身ではありませんが、私の生徒です。実はNSC大阪17期生に合格していたにもかかわらず「17いうのがなんか中途半端で行く気にならず、15期生、20期生なら行ってましたね」(藤原)というあいまいな理由で入学を辞退。雑誌の広告で偶然見つけた「105(いちまるご)芸能学園」の1期生として出会いました。
この芸能学園は大阪で一世を風靡したラジオの深夜放送「鶴瓶 新野のぬかるみの世界」(ラジオ大阪)という番組のパーソナリティーも務められていた放送作家の新野新先生が1996年4月に開校されました。そこへNSCで講師をしていた私を、わざわざ吉本にかけあって承諾を得、講師に招いてくださいました。
そこにいたのが高校の同級生コンビのライセンス。入学当初からセンスが違い、当時のNSC生と合わせても群を抜いた存在でした。「絶対残って行ける!」と確信したのは、8月に「携帯電話でネタを作る」という“宿題”を出した時のことでした。