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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

立ち位置は「応援」 ティモンディ高岸の「やればできる」に込めた思い

公開日: 更新日:

「コンビとしてはない!」(高岸宏行テレビ東京系「ゴッドタン」8月6日放送)

 ◇  ◇  ◇

 類いまれな身体能力で運動系の仕事はもちろん、大河ドラマにも出演するなど大活躍を見せるティモンディの高岸宏行(29)。ついには、プロ野球独立リーグ「栃木ゴールデンブレーブス」にも入団を果たした。

 その入団会見で軸足をどこに置くかを聞かれた高岸は「全部です!」と断言。番組の事前アンケートの回答を相方が予想する企画でも、高岸がアンケートを書く側に入る予定だったものの、好きな順番などの答えを「全部」などと書き、企画が成立しなくなってしまう。そのため、相方の前田裕太が事前に答える側に回った。

 そんな高岸が「コンビとしてスベったことは?」という問いに、前田の回答を予想して書いた答えが今週の言葉だ。

 この答えに前田はアキれつつ、「ウケとか見てないんですよ。ライブとかでもネタでスベるじゃないですか。毎回笑顔で戻ってきてちゃんとできたねって」と語り、高岸に「ウケる・ウケない」の概念がないと解説。高岸本人も「応援ができたら、それでOK」と言う。そう、高岸の立ち位置は「ボケ」でも「ツッコミ」でもない。「応援」なのだ。

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