小林さっちゃんがのど自慢で優勝したのを見て歌手になると決めた

公開日: 更新日:

■もぎり、接客係、エレベーターガール…

 それで映画館のスカラ座でアルバイトをすることになったんです。1年くらいモギリや接客係やクロークの仕事をやりましたよ、エレベーターガールも。エレベーターに乗ってきた林家三平さんに「売れるよ」って言われてうれしかったことや、キャンペーンで来日したソフィア・ローレンを間近で見たこととか、いい思い出で、ここでの経験がプラスになりましたね。静岡の山奥の田舎娘がきちんと標準語が話せて、ちゃんと人と接することができるようになりましたし。行儀見習いですね。

 で、やっとデビューするからレコーディングに来いって。その曲が「大都会のやさぐれ女」。意味わからない(笑)。これが自分の歌ですよ! ゼッタイ売れないと思いながら歌いましたよ。

 すると、もうちょっとやさぐれてとか、巻き舌みたいにしてとか……。1曲でこんなに疲れるのかあって思っていたら、B面も録るっていうの。

 その曲が「御免遊ばせ」。なんだよこれ! AとBでえらいギャップだなあって(笑)。この曲で全国キャンペーン。結局1年でデビューできました。17歳のときです。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  3. 3

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  4. 4

    “路チュー”に続き所属タレントの書籍予約トラブル…STARTO社福田淳社長は「自分ファースト」!?

  5. 5

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  1. 6

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 7

    プーチンだけが丸儲け…米国&ウクライナ会談決裂にニンマリのロシアが描く青写真と警戒心

  3. 8

    注目される日銀の出口政策…次は時価約74兆円のETF(上場投資信託)の出番だ

  4. 9

    大阪万博「歯抜け開幕」ますます現実味…海外パビリオン完成たった6カ国、当日券導入“助け舟”の皮肉

  5. 10

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?