アジャコングさん女子プロレスデビュー3年目までは壮絶貧乏…「勝たなきゃ明日は食えない」
全女を退団してフリーになってからは苦しい時期はないんですよ。ある団体から給料が入らない時期があっても、他の団体や芸能の仕事で生活はできましたから。
2年前に新団体の代表になった途端にコロナ禍になってしまった。プロレスは町や村を回ってじかに見てもらうのが本来の良さだと思うので、来年は全国を回りたいです。
■引退はジャイアント馬場さんを見習いたい
引退は考えていません。ジャイアント馬場さんは亡くなられた時のお葬式が引退式でした。それが理想だと思うんです。世の中の人は私が何をしても「アジャコング」として見ると思うので、馬場さんが死ぬまでジャイアント馬場だったように、私もできる限りプロレスを続けアジャコングとして葬式を引退式にしたい。
(聞き手=松野大介)
▽アジャコング(あじゃこんぐ) 1970年9月、東京都出身。中学卒業後、全日本女子プロレス入団。86年にデビュー。その後、ヒールのトップレスラーとして活躍、バラエティーやCMに多数出演。
▼OZアカデミー女子プロレス「THE ANTHEM FOR 2022」12月30日午前11時30分開始(後楽園ホール) チケット受け付けはプレイガイドなど。