アジャコングさん女子プロレスデビュー3年目までは壮絶貧乏…「勝たなきゃ明日は食えない」

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アジャコング(プロレスラー)

 女子プロレスのヒールといえばこの人、アジャコングさん。いまだ現役続行中だ。15歳だった新人時代から人気者になるまでのお金の話や苦労、引退について聞いたのだが、引退は「考えていない」という。その理由は……。

  ◇  ◇  ◇

 最初の1年は寮暮らしなのでお金に困らないと思っていましたが、練習生だから5万円の給料しかもらえないし、そこから寮費も5000円引かれました。

 お米だけは会社から寮に支給されるんですけど、オカズは自腹。だから10人いた寮のメンバーで1000円ずつ出し、1万円で1、2週間もたせるために、食事当番が商店街で安い食材を買ってきて作る。でも、それは夜ご飯。朝と昼は各自で食べなきゃいけないから4万5000円は食費でほぼなくなる。シャンプーとかも各自買うからカツカツでしたよ。

 一番貧乏だったのは翌年。新人が寮に入るから寮近くの目黒近辺にアパートを借りなきゃいけない。デビューしているから給料は7万円で、試合すると2000~3000円入るけど、若手が多いので負けると2週間くらい試合を入れてもらえない。

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