鈴木敏夫 — 著者のコラム一覧

鈴木敏夫スタジオジブリ代表取締役プロデューサー

１９４８年、愛知県名古屋市生まれ。７２年に徳間書店に入社。「週刊アサヒ芸能」「アニメージュ」編集部を経て、８４年に「風の谷のナウシカ」を機に映画の世界に。８９年からスタジオジブリ専従。「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「かぐや姫の物語」など、宮崎駿、高畑勲と共にジブリ作品を生み出す。２０２２年１１月、ジブリパークが愛・地球博記念公園（モリコロパーク）内に開園。スタジオジブリ代表取締役プロデューサー。（撮影：荒木経惟）

鈴木敏夫新・映画道楽体験的女優論

笠智衆3部作編（5）「杉村春子さんには、芝居に人生のすべてをかけているような凄みがある」

公開日：2022/12/19 06:00　更新日：2022/12/19 06:00

1992年当時（Ｃ）共同通信社

　山田太一脚本、笠智衆主演の「今朝の秋」（1987年・NHK）で、夫と息子を捨てて20年前に家を出ていった女性・タキを演じた杉村春子。代表作「女の一生」をはじめ、劇団文学座の中心的存在として新劇界で活躍した彼女だが、映画でも「晩春」（49年）から「秋刀魚の味」（62年）まで、小津…

この記事は会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに会員登録すると続きをお読みいただけます。

今すぐ登録ログイン

■関連記事