オリラジ中田敦彦が仕掛けた「松本人志批判」の余波、主張に賛同する人・納得しない人の割合
「思っていることを代弁してくれた」
動画は31日現在、197万回再生され、賛否両論のコメントが寄せられているが、さる芸能事務所の中堅芸人のマネジャーはこう話す。
「彼にしかできない発言で、あっちゃんが思っていることを代弁してくれたというのはありますね。確かに今、活躍できる芸人は、賞レースの優勝者かファイナリストばかりですし、お笑い関係者なら、表立って松本さんのことは悪く言えないですから。あっちゃんはフリーですから、干されることもないので、怖いものはないはず。ただ、松本さんに憧れている芸人が多いのも事実です。本当はふたりのトークを見てみたい」
現場では、「内心、中田に同意する人も多いのではないか」とマネジャー氏は言うが、お笑い評論家のラリー遠田氏はこう語る。
「今回の動画で中田さんが主張していることは、以前から彼が言ってきたことの延長線上にあり、特に目新しいものではありません。サムネイル画像でもタイトルでも松本人志という名前を前面に出していることからもわかる通り、騒ぎになることを狙って仕掛けていったのでしょう。
松本さんが笑いの権威になっているのは事実ですが、お笑い界全体が彼の価値観に一元化されているとまでは思いません。実際、中田さん自身も武勇伝やパーフェクトヒューマンなどの新しい形のネタやパフォーマンスで注目されてきました。現状では、お笑い界の多様性は十分保たれているように見えるので、中田さんの主張に納得する人は少ないかもしれません」
“炎上”狙いの話題づくりか。