鴻上尚史氏「日本のオリジナルミュージカルを世界に輸出したい。達成しないと成仏できない」
「スクールオブロック」を盛り上げてから夢を実現
僕一人がやる気になっても、ミュージカルができる役者さんがものすごく忙しくてスケジュールがとれなかったりしますしね。
お金がない分、時間をかけてコツコツやるしかないんです。こうやって取材で話すと、「鴻上はオリジナルミュージカルを作る気があるんだ」と広まるじゃないですか。これが自分のケツを叩くことになる(笑)。言ってしまえばやるしかないですからね。
今回の「スクールオブロック」は子役が多くて大変ですが、楽器や芝居ができる子たちが揃い、演技しながら本当に演奏し、歌っています。今回の舞台を盛り上げてから、夢に向かって頑張ります。 (聞き手=松野大介)
▽ミュージカル「スクールオブロック」8月17日~9月18日(東京建物BrilliaHALL)、大阪公演は9月23日~10月1日。チケットはホリプロステージのサイトなどで。
▽鴻上尚史(こうかみ・しょうじ) 1958年8月、愛媛県出身。早稲田大学在学中に劇団「第三舞台」旗揚げ。作家、演出家、コラムニストと幅広く活動。自伝的小説「愛媛県新居浜市上原一丁目三番地」(講談社)絶賛発売中。