著者のコラム一覧
佐高信評論家

1945年山形県酒田市生まれ。「官房長官 菅義偉の陰謀」、「池田大作と宮本顕治 『創共協定』誕生の舞台裏」など著書多数。有料メルマガ「佐高信の筆刀両断」を配信中。

ロックシンガー「頭脳警察」のPANTAは「人なつっこい孤高」だった

公開日: 更新日:

 PANTAに福島の農民詩人、草野比佐男のことを話したかったなとも思う。草野は「アメリカが戦争の愚を悟るまでイラクたたかへフセイン死ぬな」という歌をつくった。

 PANTAのバンド「頭脳警察」もしびれる名である。ロックに不案内の私には、その名が何に由来するのかに興味はない。ただ、頭脳を支配したい権力の存在はますます肥大化している。それに憤慨してPANTAは亡くなったのではないか。いわば憤死である。

 PANTAは酒が飲めなかったというが、 シラフでこの国で生きるのは大変だっただろう。 「孤高のPANTA」とも呼ばれたらしいが、人なつっこい孤高である。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    平野紫耀から杉咲花に「翠ジンソーダ」キャラクターわずか1年でバトンタッチのナゾ…平野ファン大混乱

  2. 2

    小芝風花は大河「べらぼう」とBS時代劇「金と銀2」“NHK掛け持ちW主演”で大丈夫なの?

  3. 3

    自公維の「高校無償化」に慶応女子高の保護者が動揺? なぜだ?

  4. 4

    中村芝翫「同棲愛人と破局宣言」で三田寛子の夫婦関係はどうなる? “梨園の妻”の揺れる心中

  5. 5

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    吉沢亮のアサヒビールだけじゃない!業界別CM「絶対NG」のタレントたち…ケンカ、運転事故、不倫はご法度

  3. 8

    開成合格でも渋幕に入学する学生が…強力なライバル校出現で揺らぐ唯一無二の存在

  4. 9

    【福井県おおい町】名田庄の自然薯そばと「大飯温泉」

  5. 10

    確率2%の抽選で10万円で永住権を手にした在米邦人が語る 7億円「トランプ・ゴールドカード」の価値