9月6日は「松崎しげるの日」永遠の黒光りのなぞ…ロケでも極力日陰には行かないこだわりぶり
あの衰えぬ声量は訓練のたまもの?
松崎といえば、27歳の77年に「グリコ アーモンドチョコレート」のCMソングとして大ヒットした「愛のメモリー」で有名。この曲で日本レコード大賞歌唱賞を受賞。その年の「NHK紅白歌合戦」に初出場も果たした。♪美しい人生よ かぎりない喜びよ~と大音量で歌い上げる姿は今も変わらない。
「腹式呼吸は中高年の健康にもいいのです」と話すのは、歌謡コーラスグループ「ブルートレイン」の元リーダーで音楽プロデューサーの大海かずや氏だ。
「筋肉と同様に喉も鍛えることで衰えを防ぐことができます。松崎さんの場合は持って生まれた才能が強いのですが、それでも歌い続けてきたことによって今の声量が維持できているのだと思います。一方、その素質はなくとも、応援団のように訓練によって大声が出る人もいます。いずれにせよ、熟年層の方々によく話すのですが、人は大声を出すことで引っ込み思案が直り、気持ちが前向きになるものなのです」(大海氏)
松崎は甲子園を目指した日大一高時代に肩を負傷して野球を断念。しかし、「愛のメモリー」が78年のセンバツ甲子園の入場行進曲に選ばれ、夢見た甲子園出場を楽曲で果たしている。