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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニーズ性加害問題でメディアの沈黙を引き起こした“ジャニ担”制度の弊害

公開日: 更新日:

「結婚相手が女優の場合、顔を思い浮かべ家庭生活まで想像するのがファン心理。本人の口から女優の名前は聞きたくないもの。木村拓哉が妻の名を公で言わないように、東山もファンの気持ちを考慮したのでは」(同前)

 ジャニ担に聞くと「気づかなかった」という人もいれば、「気づいたけど、スルーした」人もいた。

 ジャニ担女子ならではの話もある。取材後、「誕生日おめでとう」とタレントに言われ「私の誕生日を覚えていた」と大感激。自慢げに話していた。

「ジャニ担の誕生日ぐらいスタッフが事前にチェック。タレントに教えて言わせているだけですよ(笑)」(元ジャニ担記者)

 ジャニーズにとって操縦しやすい人をジャニ担にして「不都合な真実」を隠蔽した事例も少なくない。ジャニ担制を受け入れたメディアも猛省する必要があるが、ジャニーズも制度を廃止。開けたメディア対応も新幹部に求められる。

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