TBSが翻弄された“ジュリーvs飯島”の派閥対立 旧ジャニーズ問題報告書で明らかに
TBSが26日に公表した「旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査委員会による報告書」が、波紋を呼んでいる。
この報告書はジャニー喜多川氏(享年87)の性加害問題を巡る旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)との関係について社内調査をまとめたものだが、この中で触れられているのが、ジャニーズ内の派閥争いに巻き込まれた制作現場の様子だ。
報告書の「3章 TBSとジャニーズ事務所の関係から」には、次のような記述がある。
《多くの関係者からは、TBSで長年にわたって続いていた過去の状況として、ジャニーズ事務所内の派閥の対立に翻弄され、両者の狭間でバランスをとりながら番組制作での関係を保つことに苦労したとの趣旨の証言を多数確認した》
《こうした派閥対立の中で、一方の側から「圧力をかけられたと感じた」「TBS側が忖度した」と証言する関係者が多く、これらの証言内容が、昨今、「ジャニーズ事務所全体からの圧力や事務所への忖度」として語られているものと考えられる》(TBS「旧ジャニーズ事務所問題に関する特別調査委員会による報告書」から)