趣里はスズ子で好感度爆上がりも…朝ドラ「ブギウギ」撮了後の次回作が俳優人生を左右する
「NHKの大河と朝ドラの主演は、その後の俳優人生を大きく左右しますからね」と話すのは、在京キー局プロデューサー。3月30日まで放送されるNHK朝ドラ「ブギウギ」でヒロインの福来スズ子を演じる趣里(33)が10日にクランクアップしたと13日に発表された。
「朝ドラの放送自体は半年ですが、準備などを含めると1年がかり。主演のプレッシャーは半端ないですし、クランクアップする頃には肉体的にも精神的にもヘトヘトです。ただ『ブギウギ』は世帯視聴率16%以上をほぼキープして数字的にも安定していますし、何より、苦労人だけど明るく前向きという万人ウケするスズ子を演じた趣里さんの好感度は爆上がり。今後はオファーも続々ですよ」(前出の在京キー局プロデューサー)
芸能ライターのエリザベス松本氏も、こう口を揃える。
「朝ドラ前の趣里さんと言えば、2018年公開の主演映画『生きているだけで、愛』で演じた引きこもり気味の寧子のように、ややエキセントリックな役柄が多いイメージでしたが、今回のスズ子で完全に払拭できた。キャスティングする側としても、今後は幅広い役で使える。引っ張りダコになるのは間違いないでしょうが、朝ドラファンとしては、終わってからも、しばらくは余韻に浸りたいので、すぐに別のドラマに出演するよりは、1クールぐらいは体を休めて英気を養ってほしいですね」