危うし大谷翔平…水原一平通訳解雇で打撃への悪影響が心配、頼みは新妻の「内助の功」
しかし、今後、新しい事実が報じられ、大谷の話との齟齬(そご)が出れば、アメリカのメディアはこぞって大谷を責めてくるに違いない。
それに、三十路になろうという人間が、自分の口座から7億円近くも引き出されていたのに気付かなかったとすれば、社会人失格といわれても仕方なかろう。
野球はメンタルなスポーツである。長嶋茂雄の名言のように、打撃の極意は「スーッと来た球をガーンと打つ」。だが、少しでも邪念が入ればそれができなくなる。
人生最大の難関を、大谷は切り抜けられるのだろうか。幸い彼には新妻がいる。彼女の内助の功が今ほど必要な時はないはずだ。 (文中敬称略)
(元木昌彦/「週刊現代」「フライデー」元編集長)