ブラジルの国民的歌手ゼルジオ・メンデス死去…60年来の友人、湯川れい子さんが語った“素顔”

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 世界中にブラジル音楽を知らしめたブラジルの歌手、セルジオ・メンデス氏が死去していたことが6日、SNSにおいて発表された。享年83。死因は明らかにされていないが、現地メディアによると、メンデス氏は新型コロナウイルスの影響で呼吸器系の疾患があったという。

 1941年にブラジルで生まれたメンデス氏は幼少時からピアノを習い、その後、ジャズに転向。66年にブラジル音楽であるボサノバをアレンジした名曲「マシュ・ケ・ナダ」を「セルジオ・メンデス&ブラジル'66」名義で発表し、世界中で大ヒットさせた。60年来の友人である音楽評論家の湯川れい子氏が同氏の功績を振り返る。

■いつも笑顔が絶えない人

「セルジオとの出会いは1962年。赤坂にあったクラブ『ニューラテンクォーター』や『コパカバーナ』で演奏のために来日していたころでした。『マシュ・ケ・ナダ』のヒットはもちろんですが、彼の功績はビートルズなどのポピュラーミュージックをボサノバ調でアレンジし、世界中に広めたことです。食べるのが好きで、いつも笑顔が絶えない人でした」

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