お笑いバラエティーの頂点は千鳥・大悟に もう松本人志の復帰場所はどこにもなし

公開日: 更新日:

 ハナから勝算のない裁判を起こし、挙げ句に取り下げるという醜態をさらした松本人志は、テレビ復帰ももくろみ違いとなりそうである。“不在中”に代打で番組MCを務めているタレントらの続投を求めるスポンサーが多く、松本が帰ってくることに迷惑顔なのだという。

「酒を飲んで、乱痴気騒ぎをしての性加害ですから、『酒のツマミになる話』(フジテレビ系)のスポンサーのサントリーやアサヒビールなどは顔も見たくないでしょう。子ども向けのお菓子や飲料、女性向け商品、自動車などのメーカーも、イメージ最悪の松本さんはもうカンベンで、『番組に出すなら提供しない』と言われかねません。復帰待望論? まったくありませんよ」(広告代理店営業マン)

 それはそうだろう。性被害案件を多く扱っている弁護士は、「訴えを取り下げ、女性たちに謝罪もどきのことをしても、性加害がなかったことにはなりません。むしろ、週刊文春の記事は真実だったということなので、常識的には芸能界引退でしょう」と指摘する。

 ただ、夏ごろから松本周辺は「裁判をやめたら出演OKですか?」とテレビ局側に打診していたというから、今後、復帰させる番組も出てきそうだ。しかし、「視聴率のために性加害を見て見ぬふりとは、ジャニー喜多川の時と同じじゃないか」と批判されるのは必至。局内のコンプライアンス審査も通るかどうか。いまは代打でつないでいる番組も、早晩、打ち切りが検討されるだろう。打ち切られたら、松本をメインにした新番組はもう難しいから、やはり引退しかない。島田紳助もそうだった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁