お笑いバラエティーの頂点は千鳥・大悟に もう松本人志の復帰場所はどこにもなし
■地上波レギュラーが13本
もはや崖っぷちの松本を尻目に、ここにきて、いよいよ株を上げているのが「千鳥」の大悟だ。「酒のツマミ」で松本の代役MCを務めてきたが、「初めから彼の方が良かったんじゃないか」と言われるほど評判がいい。地上波レギュラー13本。これは休業前の松本よりも多い。
「松本がバラエティー番組の頂点といわれてきましたが、ここ1年足らずで間違いなく大悟と入れ替わりました。それが決定的になったのが、今回の訴え取り下げ。テレビ復帰を焦って、もう恥も外聞もなしという感じですから、業界の裏側では『ああ、ヤツも終わったね』とささやかれています。吉本興業も『ダウンタウン』から『千鳥』『かまいたち』にシフトしたようです」(番組制作会社プロデューサー)
丸刈りで顔つきはおっかなく、しゃべり方も乱暴、自分のことを「ワシ」なんて言ったりする大悟だが、どことなく愛嬌があって好感度は高い。
芸人・タレントの掛け値なしの商品価値の指標とされる潜在視聴率では、吉本芸人の中でトップクラス。明石家さんまよりも高く、東京のキー局、大阪の準キー局のほぼすべてにレギュラー番組を持つ。この年末年始の大型特番でMCに起用されるようなら、トップ確定だ。
(コラムニスト・海原かみな)