旧ジャニーズ激怒し紅白出場を“固辞”…Nスペ「ジャニー喜多川特集」放送後に起こっていること
さらに、被害補償に当たる「SMILE-UP.」の担当者が、ジャニー喜多川からの被害を訴えていた初代ジャニーズの故・中谷良の姉に対して、「誰が何を謝るんだというのが、ちょっと今わからなくて。心の底からおわびできない」という暴言を引き出した。
私も少し顔を出して、メリー喜多川が体を張って弟のことを守ったエピソードや、「タブーはメディアが作り出す」という発言が取り上げられていた。インタビューは7月だった。
9月半ばにディレクターの中川雄一朗から「月末29日に放送する」という連絡がきた。だが、ジャニーズ側が補償問題について発表し、それを受けて会長が会見するので、放送はその後になると再び連絡がきた。私は、それを聞いて、上と揉めているのではないか、放送するのは難しいかもしれないと思った。
しかし、中川をはじめとするスタッフたちはくじけなかった。番組の最後に、NHKがスタート社所属タレントの出演依頼を可能にしたと入れたのは、上層部のジャニーズに対する弱腰への批判と、我々は抵抗するという意思表示だったと思う。