67歳でオスカーから独立…俳優・村上弘明さんが語る今後のビジョン「挑戦、冒険で!」
「一度にカメラ2、3台で撮っていて、『自由にやってください』と俳優に任せられてる部分が多くて。Apple TV+の『パチンコ』のシーズン2という作品なのですが、今までは予算とか、箱にとらわれていたけれど、これからは役者として内容重視でトライしていきたいなと」
──コロナ禍にも学びがあったそうですね。
「みなさんと同じですが、仕事がなくなり、その時は焦りましたよ。そこで読みたかった本を読みあさり、ドストエフスキーを読むに至ったことも新たなモチベーションになりました」
──今後はどんな挑戦を?
「僕は岩手県陸前高田の広田湾っていう漁師町出身ですから、自然を知っている田舎者の強みがあります。シナリオで生かしたいと思いまして目下原稿作成中です。英語も昔は仕事で話せるようにしたのですが、使わないと忘れてしまって学びなおして、海外の仕事を増やしたい。もう『必殺仕事人』からずいぶん経ちましたが、毎日ウオーキングして“鍛冶屋の政”として走れる体をつくり、いつお話が来てもいいように準備しています!」
(聞き手=岩渕景子/日刊ゲンダイ)