いしだあゆみさんのこと…平仮名芸名、大阪の実家、芸能史に残る離婚会見、歌手と女優
いしだは歌から俳優業に軸足を移し、1973年の「日本沈没」や「青春の門」の演技が評価され、「駅 STATION」では高倉健の妻役を好演。「野獣刑事」では初のヌードが話題になった。
ドラマでも「北の国から」や「金曜日の妻たちへ」で存在感を放ち女優の地位を確立。「芝居が好きです」と語るほど芝居にのめり込んでいた。
歌と芝居──。現在でも男性は福山雅治や星野源のように二刀流を貫く人もいるが女優はほとんどいない。
「俳優業は奥が深い。じっくり腰を据えて取り組む覚悟がないと一流にはなれない」という世界。いしだは歌をすっぱり諦めて俳優業に専念してトップ女優まで上り詰めた。横道にそれず俳優業を邁進することが大女優への近道と、いしだが証明している。