魔性の女に翻弄された真田広之と手塚理美の離婚
90年8月に結婚。7年での破局だった。夫婦関係が冷え始めたのは真田と葉月里緒菜(現・里緒奈)との不倫が一因だった。
真田と葉月は映画「写楽」で共演して急接近。手塚が次男を妊娠中の95年4月には、真田(当時34)のロケ先のマニラで葉月(同19)との2泊3日の密会が報じられた。
その後も95年9月には葉月のマンションに通う真田の姿が写真週刊誌にスクープされるなど、関係は深まるばかり。葉月も「相手に奥さんがいても堂々と付き合う」「オバサンが私のことを嫌いだと言っても関係がない」と公言。堂々としたものだった。この頃から「魔性の女」と呼ばれるようになっていた。
95年10月、手塚は別居決意の文書をマスコミに送り、子供とともに実家に帰ってしまう。96年2月には、葉月が不倫終息を雑誌のインタビューで表明するが、一度できた亀裂が埋まることはなかった。
離婚会見で手塚は葉月の存在についても語っている。
「別居についてはそうだが、離婚については関係ない。私の中ではとくに大きな問題ではありません」と強がるような口調だったが、真田は逆に正直に、「やはり彼女(手塚)に対しては傷つけたり、迷惑をかけたと思いました」といたわってみせた。