魔性の女に翻弄された真田広之と手塚理美の離婚
<1997年3月>
90年代に週刊誌などの関心事となっていた夫婦といえば、真田広之と手塚理美。真田の女性問題が騒がれ、スッタモンダした末に破局を迎えたのは97年3月のこと。
27日午前11時、赤坂のTBSに多くのマスコミが集まった。それまで1年半、別居生活を送っていた手塚の離婚会見のためだった。
手塚はためらうことなく心境を語った。「心がつながっていればいいと思っていたのですが、やはり人生観の違い、俳優としての価値観の違いが大きくなった」と原因を説明し、気丈なところを見せた。しかし、質問が2児のことに及ぶと、さすがに「子供は敏感ですよ」と声をつまらせた。
一方、真田はその40分後に、駒沢公園でマスコミに囲まれて心境を語った。手塚とは対照的に表情は明るい。
「俳優としてクリエーティブな部分で気持ちが少しでも鈍ったりしてしまいそうな環境は、改善していかなければならない」と結婚生活より仕事を取ったようなコメント。その結婚生活については「子供をもうけていろいろと楽しい思い出がいっぱいありますし、また新しいスタートだと思います」と、すでに吹っ切れていた。