トップアイドル高橋良明がバイク事故死
事故から2週間、意識を取り戻し、順調に回復したかに見えた。話にも答えられるし、「ステーキを食べたい」とも語った。だが、1月21日、容体が急変し、「水、いつくれるの」と最後の言葉を残して、昏睡状態に陥り、23日午前2時46分に息を引き取った。これには誰もが驚き、遺体は大学病院に運ばれ、司法解剖された。死因は「小脳クモ膜下出血及び中脳出血」。
告別式は25日。ファンを含む5000人の弔問客が集まった。3月下旬には東京と大阪で「追悼集会」も開かれ、合計1万8000人のファンが献花を行った。こんな中で2月21日には愛知県で16歳の女子高生が後追いとみられる飛び降り自殺を遂げる。トップアイドルの死として社会現象としても報じられた。
もっとも、解剖結果と当初の診断との食い違いは当然疑念を呼んだ。誤診や医療ミスだったのではないかという疑いが広がり、マスコミは運び込まれた病院を取材。院長がこともあろうに、「ジャリタレは(再起不能になるより)いい時に死んだ」という暴言を吐いてしまう。病院には朝から晩まで抗議や嫌がらせの電話がかかってくる騒ぎにもなった。