契機はお詫びテロップ 天津木村語る“エロ詩吟”ブレーク秘話
「07年の年末、関西ローカルの『オールザッツ漫才』(MBS)の夜中の生番組で、オーラルセックスを想像させるエロ詩吟をやったら、その直後の画面に“先ほどの天津のネタで不適切な表現があったことをお詫びします”とテロップが流れちゃったんです。直接エロい言葉は使ってないとはいえ、番組側が先回りして対処したんでしょうね。何の相談もなくやったし。でも、結果として、持ちネタでお詫びのテロップが流れた芸人がいるってウワサが東京に伝わり、テレビ東京の『やりすぎコージー』やフジテレビの『爆笑レッドカーペット』に出させていただき、バーッと売れていった感じでした」
08年に出版した「天津木村のエロ詩吟、吟じます」は第2弾も含めて15万部売れたとか。
■師範の父は流派から除名処分
「大阪のミナミを歩いてて、客引きのフィリピン人の女の子に“オ~、吟ジマ~ス!”と声をかけられた時は、ここまで浸透したかって感動しましたね。とはいえ、人間は忘れる生き物。最近は“唱えますの人でしたっけ?”って」
同じ年に大阪の国立文楽劇場でエロ詩吟のライブを行い、師範の父親もゲスト出演した。