契機はお詫びテロップ 天津木村語る“エロ詩吟”ブレーク秘話
2008年、伝統芸能の詩吟と下ネタを融合させた「エロ詩吟」でブレークした漫才コンビ「天津」の天津木村(39歳)さん。一度聞いたら忘れられない節回しのネタで、お笑い番組に引っ張りだこだった。今どうしてるのか。
「久しぶりの取材がうれしくて、30分前からスタンバイしてました」
新宿・ルミネtheよしもとで会った天津木村さん、こう言って手もみした。
木村さんは99年、NSC吉本総合芸能学院の同期生だった向清太朗さんと漫才コンビ「天津」を結成した。
「だけど、もうひとつピンとこない。で、30の頃、もう漫才をやめようと思ったんです。そんな折、麒麟さんのラジオ番組で、“おまえ、何か特技はないんかい?”と振られ、我が家は祖父の代から詩吟教室を開き、ボクも師範代の免許を持ってたから、即興で“キスしながらブラジャーのホック外そうとして、うまく外せなかったとき~、相手の背中をさする~”って初のエロ詩吟を披露して、これがバカ受けしたんです」
その後、「吟じます!」の宣言の後、詩吟独特の節回しに乗せてエロのあるあるシチュエーションを吟じ、「あると思います」のセリフで締めるスタイルが確立した。