晩年も「報ステ」で披露 ケーシー高峰さんの“下ネタ伝説”
「人間、元気が一番だぞ。では病気の予防ってのはあるか」
8日に亡くなったケーシー高峰さんは寄席などでよく健康ネタを切りだし、こう言った。
「ないんです。予防に勝る治療なしというけど。だから病気にならないための予防としては、死ぬことなんです」
そして、下ネタがはじまる。食生活などから酸性に偏りがちな女性の体調に黒酢がいいとホワイトボードで講義し、「一滴でも垂らせば」とこう締める。
「いいマンズワインになりますから」
時事ネタもよく切った。北朝鮮問題が取り沙汰されると、こうだ。
「どういうおっぱいがいいかは、乳房の大きさではなく、乳首で決まる。ピョンと出て、触るとイヤンと感度がいい。これをピョンヤンと言う」
椎間板ヘルニアを患い、腰部脊柱管狭窄症で手術。05年には早期の舌がんが見つかり、また手術を受けた。それでも舞台にあがれば「グラッチェ、アミーゴ!」といつもの調子で観客を笑わせた。