晩年も「報ステ」で披露 ケーシー高峰さんの“下ネタ伝説”
当たり前ですよね。これは怒鳴られても仕方ないと覚悟したんですけど、ガハハと笑って、そのまま小噺をひとつふたつ聞かせていただきました。本当に、天性の芸人だったと思います。あのビートたけしさんが、見たい芸人を集める特番というのがあり、何度も呼んでいたのがケーシーさんだったのが分かる気がします」
訃報が流れると、ケーシーさんのネタの動画の再生回数がぐんと上がった。悲しむべきときに、また笑ってしまう。
「それで、いいんです。映画俳優が亡くなったときに、過去の出演作を見直すように、お笑いの名演を見て笑う。それが一番の供養だと思いますし、天国のケーシーさんも『グラッチェグラッチェ』と喜ばれていると思いますよ」(前出の城下氏)
享年85。中高年世代の慣れ親しんだハチャメチャ芸人がまたひとり、旅立ってしまった。