“最後の無頼派”「高須基仁さんを偲ぶ会」が開かれる
11月25日、都内のホテルで「高須基仁さんを偲ぶ会」が催された。
同会には、ぴあ創業者の矢内廣氏、評論家の佐高信氏、格闘家の前田日明氏、新宿ロフトプラスワンの平野悠氏、団鬼六の元妻で演歌歌手の黒岩安紀子氏はじめテレビ局、新聞社、出版社の幹部や芸能デスク、フリーランスなどのマスコミ業界はもちろんこと、浅草の日本人形店社長など、数々の業界からなんとも濃い友人・知人およそ200人が出席、高須さんのやんちゃぶりを懐かしんだ。
酒とタバコは手放さなかった出版プロデューサーの高須さん(享年71)は去る9月17日にがんの転移で急逝したが、直前の8月15日には新宿ロフトプラスワンでの終戦記念日イベントに車椅子で出演していた。ロフトプラスワンで終戦記念日にイベントをすることと、熟女クイーンコンテストを年2回開催することにこだわっていた。高須さんは学生時代に丸太を抱えて防衛庁に突撃したそうだが、トラメガもって一人でアメリカ大使館にイラク戦争への抗議にも行ったりしていた。この「反戦・平和」「差別反対」とヘアヌードに代表される「エロ」を人生の柱としていた。車椅子で現地に乗り込む自身の姿も「ハスラー」創業者のラリー・フリントを意識していないはずはない。