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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

食物繊維を増やすと血糖・血圧・脂質を同時に改善できる

公開日: 更新日:

 10月3~5日にドバイで開かれた「米国心臓病学会中東カンファレンス2019・第10回首長国連邦心臓学会合同学会」にて、興味深い研究結果が発表されました。それは、2型糖尿病患者が食物繊維の摂取量を増やすと、血糖、血圧脂質を同時に改善できるというものです。

 研究を行ったのは、インドのケアウェルハート&スーパースペシャリティー病院のRohit Kapoor氏。200人の2型糖尿病患者を対象に食物繊維の摂取量を増やすように指導しました。

 インド医学研究評議会のガイドラインでは、1日当たりの食物繊維の推奨摂取量を、摂取エネルギー2000キロカロリーにつき40グラムとしています。

 研究に参加した2型糖尿病患者の1日の摂取エネルギー量は1200~1500キロカロリーで、食物繊維の推奨摂取量は24~30グラム。ここから20~25%増やした食物繊維量を摂取してもらうようにし、6カ月間追跡調査しました。

 すると、空腹時血糖が28%、収縮期血圧(上の血圧)が15%、コレステロールが9%、中性脂肪が23%低下したのです。血糖、血圧、脂質はすべて心・脳血管疾患のリスク因子であり、今回の研究の結果はすなわち、食物繊維の積極的な摂取で、心筋梗塞脳梗塞などのリスクが下がることを意味します。

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