著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

食事が取れなくなってきた…病気でなくても医療機関に相談を

公開日: 更新日:

 人口の28%が65歳以上という超高齢化社会の日本において、人口減少や介護問題、医療費の圧迫などヘルスケアに関わる課題が深刻化してきています。加齢に伴って、体のさまざまな機能が低下したり、病気になったりするのは仕方のないことではありますが、できることなら健康であり続けたいと誰しもが思いますし、医療者もみな「健康を守りたい」と考えています。

 加齢によって筋力が低下したり、活動性の低下を指す言葉として知っておきたいのが、「ロコモティブシンドローム(ロコモ)」「フレイル」「サルコペニア」です。

 ロコモは日本整形外科学会が提唱している言葉で、運動器の機能が低下し移動機能が低下した状態を指し、メタボリックシンドロームなどの生活習慣病を併発しているケースが多いとされています。

 フレイルとは「加齢により心身の活力が低下した状態」を表し、日本老年医学会が提唱している体の状態を指す言葉です。寝たきりや要介護予備群を指しています。

 サルコペニアは筋肉量の低下を指す言葉です。いずれも、高齢になれば注意が必要な状態で、転倒や骨折、寝たきりのリスクになります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カーリング女子フォルティウス快進撃の裏にロコ・ソラーレからの恩恵 ミラノ五輪世界最終予選5連勝

  2. 2

    南原清隆「ヒルナンデス」終了報道で心配される“失業危機”…内村光良との不仲説の真相は?

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  5. 5

    高市政権「調整役」不在でお手上げ状態…国会会期末迫るも法案審議グダグダの異例展開

  1. 6

    円満か?反旗か? 巨人オコエ電撃退団の舞台裏

  2. 7

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  3. 8

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 9

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  5. 10

    近藤真彦「合宿所」の思い出&武勇伝披露がブーメラン! 性加害の巣窟だったのに…「いつか話す」もスルー