ストロング系チューハイ「2本目」に手を伸ばす前に考えてほしいこと
アルコール依存症に詳しい精神科医などの話を聞くと、最近、ストロング系チューハイによるアルコール依存症も増えているそうです。
それを受けて、飲料メーカーの「オリオンビール」は、2019年5月に発売を開始したストロング系チューハイ「WATTA STRONG」を、19年末には商品群から外しました。
代表取締役のインタビュー記事を拝見すると、アルコール依存症の方をサポートしている団体や当事者に現状を伺う機会があり、「コンビニで買った高アルコールチューハイを1~2本飲み、酔っぱらって倒れるように寝る。そのような習慣を持つアルコール依存症の人はすごく多い」といった声を耳にし、販売をやめることを決断したそうです。同社のストロング系チューハイは、チューハイの売り上げの4割を占めていた商品で、またストロング系チューハイの販売中止は業界初だったとのこと。
メーカーがそのように動いたのはなぜか? ストロング系チューハイの2本目に手を伸ばす前に、ぜひ考えてみてほしいです。