井上理津子ノンフィクションライター

１９５５年、奈良県生まれ。「さいごの色街飛田」「葬送の仕事師たち」といった性や死がテーマのノンフィクションのほか、日刊ゲンダイ連載から「すごい古書店変な図書館」も。近著に「絶滅危惧個人商店」「師弟百景」。

<5>コロナ禍で拍車家族葬がさらにミニマム化「核家族葬」へ

公開日：2021/08/12 06:00　更新日：2021/08/12 06:00

　厚労省の2020年の人口動態統計（概数）によると、死亡者数は137万2648人。高齢化で増加基調が続いていたが11年ぶりに前年の水準を割り込み、8445人減少した。新型コロナウイルス対策によって、他の感染症などによる死者数を減らしたとみられる。死因の１位は悪性新生物（腫瘍＝27…

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