大岡玲
著者のコラム一覧
大岡玲作家

1958年生まれ、東京外大卒。「黄昏のストーム・シーディング」で三島由紀夫賞。「表層生活」で芥川賞。小説執筆の他に書評、美術評論、ワインエッセーなど幅広い分野で活躍。「本に訊け!」「男の読書術」「新編 ワインという物語 聖書、神話、文学をワインでよむ」などの著作がある。東京経済大教授。

【「陰キャ」と「根暗」】その時代の「ことば」に寄り添う酒井順子さんの誠実

公開日: 更新日:

 学生相手に今どきの「若者言葉」を使ってしまい、あとから「ウッ」と自分の軽薄が呪わしくなることがある。また、とっくに死語と化したかつての流行語を無意識に使ってしまい、学生が首をひねるという逆バージョンもある。この間は、「高飛車」を意味するバブル語「タカビー」を連発して、受講生をお…

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